観察記録

【観察記録#失敗01】天然酵母液(バナナ)

はじめに

バナナで酵母液を作ろうとした際の観察記録です。
比較的成功しやすい果物のようですが、今回は失敗してしまいました…。

作った際のレシピは以下をご覧ください。

【注意】
上手くいかなかったレシピのため、このとおりに作ると失敗する可能性が高いです。
参考情報の1つとしてご覧ください。

【レシピ#失敗01】天然酵母液(バナナ)
バナナ酵母液に挑戦した際の「失敗レシピ」。産膜酵母が発生して発酵がうまくいかなかった際の手順や分量など、トラブルシューティング用の参考情報を掲載

記録

結果:失敗

期間:11日間 2026/3/22(日)~4/1(水)

1日目

バナナは皮が少し黒くなる程度まで熟成させたものを使用。

バナナ酵母 初日

2~5日目

液が薄い褐色になっている以外は、目立った変化なし。

においについても、バナナの香りが強くする以外の特徴はない。

6日目

朝に確認したところ、産膜酵母が発生…。

できる限り産膜酵母の膜を取り除いたのち、よく攪拌した。
これ以降、1日最低2回、最大で4回くらいかき混ぜるようにした。

なお、焦り過ぎて産膜酵母の写真を撮るのは忘れてしまった。残念。

産膜酵母は、「酵母」とついていますが実際のところは雑菌の一種です。

人体に害はないのですが、発酵物の表面に白い膜のようなものを形成し、風味を著しく損ねてしまいます(シンナー臭がする、酸っぱすぎるなど)。

発生したら、すぐに膜を取り除くか混ぜ込む必要があります。
空気のある常温の環境で繁殖するため、混ぜるとき以外はしっかりと空気を遮断する、しばらく冷蔵庫に入れるなどの対策も有効なようです。

7日目

見た目、においともに目立った変化なし。産膜酵母の膜はできていない。

8日目

若干、液面のフチとバナナの果肉の周りに泡が出ている

バナナ酵母 拡大

一縷の望みをかけて定期的にかき混ぜ続ける。
(結局その望みが叶うことはなかったが)

9~10日目

泡自体がなくなることはないが、リンゴ酵母液の時のように、泡が浮き上がってくることはない。
ただ泡がついている、といった様子。

バナナの成分のせいか液にとろみがあるため、かき混ぜた時に発生した泡が残っている可能性もある。
しかし、それにしては泡の量が多い気もする。

味見したところ、そこまで甘味はない。ほんのわずかにアルコール感があるような、ないような…。
腐ってもいないし、酸味もないため、失敗なのか成功の途上なのかがわからない。

11日目

進展なし。通常1週間程度で何らかの変化がみられるはずだし、酵母臭?がきつくなってきた気もするので、完成とみなしてバナナを取り除き、別の容器に移し替えた

バナナを濾したバナナ酵母

バナナの香り(と酵母臭?)のみで、危険な臭いはしない。
ダメもとで元種を作り、そこからパンを作った。

元種・パン

酵母を濾した日の夜から元種の仕込みを開始。
バナナ以外の材料や手順は、成功したリンゴ酵母元種と同じ。

【レシピ#02】元種(リンゴ酵母)
リンゴの酵母液を使った元種のレシピ。安定した発酵力で、天然酵母パン作りに最適

リンゴ酵母は数時間置くたびに元種が2倍以上に膨れ上がったが、今回はまっっったく膨らまない
一方で、気泡は少し確認できたため、何らかの反応が生じていることは確か。

バナナ酵母の元種
数時間置いた元種。ガムテープの上線が開始時点のかさ
つまり、まったく膨らんでいない
上から見たバナナ酵母元種
気泡が発生しているため、何らかのガスは出ている模様
それが酵母の働きなのか、別の微生物の働きなのかは不明

ここまで来たら、ということでパンも作った

元種の時点でうすうす気づいていたが、どれだけ発酵時間をとっても生地が一向に膨らまない
仕方ないので膨らまないまま焼き、焼きムラのひどいものが出来上がった。

バナナの天然酵母パン(失敗)
失敗したパン。膨らまず、のっぺりしている

少し食べてみたが、バナナの風味が少しするものの生地はポソポソで食感が悪い
そのまま食べるのはあきらめ、前から作ってみたかったクワス(東欧の伝統的な炭酸飲料)の材料にする。

振り返り(失敗理由の考察)

産膜酵母が発生したことやその他気になった点を踏まえ、失敗理由の候補を挙げてみました。
次回挑戦するときに意識しようと思います。

  • 混ぜる回数が不十分だった?(少なくとも1日1回は混ぜていたけれども…)
  • 保管中、液が空気に触れすぎていた?
  • バナナの熟成具合が不十分?(=天然酵母の働きが弱かった?)
  • 砂糖が少なく、酵母の栄養分が少なかった?

また、異変を少しでも早く察知できるように、味見の頻度を高めるのも必要かもしれません。
まあ失敗するときはどうやっても失敗するでしょうし、気長にやるのが一番ですね…。

他の果物(リンゴ)で酵母液と元種が成功したときの観察記録は、以下をご覧ください。

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