はじめに
ツバキの花を使って酵母液を作ろうとした際の観察記録です。
発酵まではうまくいった(泡だったという意味で)ものの、風味が悪く失敗と判断しました。
作った際のレシピは以下をご覧ください。
【注意】
上手くいかなかったレシピのため、このとおりに作ると失敗する可能性が高いです。
参考情報の1つとしてご覧ください。

記録
結果:失敗
期間:5日間 2026/3/29(日)~4/2(木)
1日目
実家のツバキから花を拝借して挑戦。
薬剤を使っておらず、時には毛虫が大量発生して迷惑でしかなかったツバキがまさかこんな形で役に立つとは。
収穫した花は丁寧に水洗いする。
ボウルに花びらを浮かべながらチャプチャプ洗っていると、メルヘンな気持ちになる。
2日目
特段の変化なし。朝夜の2回かき混ぜた。
3日目
花の色素だと思うが、液が全体的にターメリック色になった。
それ以外は変化なし。
4日目
夜に確認したところ、少し泡立っていた。
発酵の具合を確かめるため、フタを密閉して数時間後に開けてみると、プシュッと音がする。

思いのほか順調。この日は1回だけかき混ぜた。
5日目
朝に確認。前日よりも泡立ちが盛んになった。
とはいっても、フルーツ酵母の成功時よりは控えめ。

夜に再度確認。朝よりも泡の勢いが落ち着いてきていたため、完成と判断して花びらを取り除く。
その後、一旦冷蔵庫に入れた。
元種・パン
冷蔵庫に入れて2日後に、元種の仕込みを開始。
花酵母液以外の材料や手順は、以前成功したリンゴ酵母元種と同じ。

強力粉と混ぜる前、酵母液のケミカル臭(薬草臭?)が気になったものの、とりあえず決行。
作り始めは紅茶っぽい香りに変化し、一安心。
ただ、元種が順調に膨らむにつれ、カニのような臭いに変化…。

段々不安になってくるが、もう引き返せないのでこのままパン作りへ。
結果、焼いてもカニ臭は消えず、変な臭いのパンが完成。

一応少し食べた。カニの風味が口いっぱいに広がる。あとすっぱい。
「ちょうどカニ酢を彷彿とさせるような風味の天然酵母パンが食べたかったんだよな~!」
という人以外にとってはひどい味。うーん…失敗。
振り返り(失敗理由の考察)
風味を中心に、失敗した原因を考えてみました。
変な臭いや酸っぱい味がしたことから、野生酵母を含む雑菌が増えていた可能性が高いです。
これを防ぐために、次回挑戦する際は以下に気を付けようと思います。
- レモン汁をより多く入れ、液を酸性に傾ける
- 糖分をより多く入れ、酵母の初期増殖を手助けする
- 酵母が必要とする栄養源を別途投入する(ビタミンB1のサプリを少量加える等)
いずれも、入れすぎると逆に酵母の活動を阻害してしまうので、加減が難しいです。
数をこなしつつ最適な分量を見つけていきたいですね。
おわりに
個人的に画期的な試みだったので、失敗して残念です。
まあ一発で成功するものではないので、またリベンジしようと思います。
とはいっても花の調達がけっこう面倒なのがネックです。
道端に生えている花は薬剤がついている可能性があって使えないので…。
ちなみに、酒造りの分野では花酵母を使った日本酒が商品化までされているそうです。
家庭でお酒は作れないですが、いつか花酵母でフローラルなパンを完成させたいものです(そもそも花由来だからと言ってフローラルになるのかという疑問はさておき)。
なお、花ではなく果物ですが、酵母液と元種が成功したときの観察記録は以下をご覧ください。



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