レシピ

【レシピ#06】クラフトコーラ(クミン風味)

はじめに

今回は、砂糖とスパイスを発酵させて作るクラフトコーラのレシピを紹介します。
発酵によって生じる二酸化炭素を利用した、自家製炭酸飲料です。

発酵のスターターには、前回のジンジャービアと同様に、ジンジャーバグを使います。
ジンジャーバグとジンジャービアのレシピは、以下の投稿をご覧ください。

なお、今回はクミン(カレーによく使うスパイス)を加えてみました。
一般的なクラフトコーラでは使いませんが、独特の風味がつくので私は好きです。
万人受けするかはわかりません。

※※【注意】発酵の過程で微量のアルコールが発生します※※

酒の自家醸造は違法

日本ではアルコール度数が1%以上の飲料を酒と定義しています。
そして、酒の自家醸造は禁止されています。

本レシピで使うジンジャーバグは酵母と乳酸菌の混合体であり、
酵母は糖を代謝してアルコール(と二酸化炭素)を産生します。
酵母の活動が進みすぎて、法定ラインの1%を超えないように気をつけましょう

アルコール度数の抑え方

度数を抑えるためには、「糖分」と「発酵時間」を調節することが大切です。
糖分を少なめに、発酵時間を短めにすれば法定ラインを超えることはありません。
特にジンジャーバグなどの発酵力が控えめなスターターでは。

なお、当たり前ですが私のレシピでもアルコールが1%を超えないように調節しています。
※ あくまで五感と調べた情報ベースです

ただし、発酵の進みはスターターの能力や気温などに左右されます。
気になる方は、私のレシピよりも砂糖の量と発酵期間を抑えると確実です。
その場合、炭酸感が少し弱くなる可能性もあるため注意してください。

度数の判断基準

厳密に度数を計るには比重計などの専用器具が必要です。
そこまでするのは…という人は、自分の五感に頼りましょう

アルコールが1%以下であれば、ほぼアルコール臭がしないはずです。
原始的ですが、これはシンプルかつ重要な判断基準と言えます。

アルコール臭がし始めたら、もったいないけれど廃棄するのが最も低リスクです。

あるいは、それを税務署なり警察署なりに持って行って自首しても問題ありません。
役人も私も困ると思いますが。

Ⅰ. 材料

約1リットル分のレシピです。

No.項目分量備考
1天然水1L浄水でもOK
2きび糖60g白砂糖や黒糖でもOK
3レモン果汁20g雑菌抑制・風味付け
4ジンジャーバグ大さじ4

<スパイス類>

No.項目分量備考
1ショウガ40g        
2クミン3g
3クローブ5g
4カルダモン5g 
5シナモン1本
  • 砂糖の種類でジンジャービアの風味が変わります。
    コクが欲しければ三温糖や黒糖、クリアにしたければグラニュー糖や白砂糖が良いです。
    ブドウ糖は味が薄くなりすぎるのでお勧めしません。
  • レモン果汁は市販の容器入りレモン果汁で十分です。
    もちろんレモンの果実から絞り出したものを使っても問題ありません。
  • 濾すのが楽なので、スパイス類はいずれもホールが望ましいです
    また、お好みで量を増減させたり、他のスパイスを使ったりしてください
    スパイスの集合画像

Ⅱ. 手順

準備時間は約1時間(冷ます時間を除く)、発酵期間は約1~3日です。

  1. ショウガは輪切りにする。
  2. ジンジャーバグ以外の材料をすべて鍋に投入し、水の状態からとろ火で50分ほど煮る。
  3. 火からおろした後、すぐにスパイス類を濾して取り除き、室温で冷ます。
  4. 液温が30℃以下になったら、1L用の炭酸PETボトルに移し替える。
    PETボトルの8分目くらいまで入れたあと、ジンジャーバグを加える。
  5. フタをしっかり閉めてよく振り、そのまま室温(25℃程度)に置く。
    数日後、ボトルがパンパンになっていたら冷蔵庫に入れて完成。
  • ショウガは皮をむいても、皮ごと使っても大丈夫です。
  • PETボトルは必ず炭酸用を使用してください
    【道具#01】発酵容器
    発酵に使っている容器(ビン、キャニスター、ボトルなど)の紹介
  • ④の完了時点で、液面とフタの間に2cmくらいの空間があるようにしてください。
    ガス圧の緩和と吹きこぼれ対策です。
    クラフトコーラが入ったPETボトル
  • ジンジャーバグの投入は、液温が30℃以下の状態でしてください。
    特に40℃以上では、発酵のための微生物が死滅すると言われています。
    液温計があると便利です。
  • 酵母は初期の増殖に空気を必要とします。
    ボトルは激しめに振り、空気をよく溶けこませてください

Ⅲ. 結果

成功。
できあがるまでの観察記録は、以下の記事をご参照ください。

【観察記録#06】クラフトコーラ(クミン風味)
クラフトコーラ(クミン風味)完成までの観察記録。一般的なクラフトコーラとの砂糖の量の違いや、材料の煮出し方のポイントも紹介

今回はクミンを加えたので、一般的なクラフトコーラよりもかなりインド感?のある仕上がりになりました。
バターチキンカレーなど、スパイスカレーを食べるときに一緒に飲むとおいしいです。

皆さんも砂糖・スパイスの量と種類を調整して、好みの味のコーラを作ってみてください。
スターアニスコリアンダーシードレモン以外の柑橘類を加えてもおいしいと思います。

グラスに入れたクラフトコーラ
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